福西会南病院 HOME > パーキンソン病への取り組み
福西会南病院ではパーキンソン病のチームケアを行っています。
当院ではパーキンソン病の薬剤療法、リハビリテーションに取り組んでいます。パーキンソン病をよく知る医師、リハビリ療法士、看護師、薬剤師、管理栄養士、医療相談員(MSW)など様々な職種のスタッフがチームケアを推進しています。
パーキンソン病は、手のふるえや歩行時のすくみ足、転びやすい、また、細やかな動作がしにくくなるなどの症状によって、生活機能が全般に低下するものです。この症状は薬物治療やリハビリテーションによってその症状のコントロールがある程度見込まれると言われていることから、
当院では、症状などの評価を行いご家庭の事情に合わせてリハビリ計画を作成し、生活の質の向上に向けた訓練を行っています。
また、在宅生活の継続という観点から、社会的な在宅支援サービスと連携し機能の維持向上、介護者支援も行っています。
外来で、神経内科の医師の診察や
訓練を行います。
パーキンソン病の方を対象とした、
通院リハビリ(げんきの会)
当院の送迎でお越し頂き、個別訓練や集団訓練、自主訓練などを行って頂きます。> げんきの会についてはこちらからご覧ください。
在宅生活支援の一環で、在宅で過ごされている方の介護者が何らかの事情で介護をできなくなった場合などに、その間入院をして頂くものです。
病状管理やリハビリを提供致します。
長期入院
状態の変化や介護者の事情で在宅生活の継続が困難、またパーキンソン病のリハビリを受けながら入院療養をしたいというご本人、またはご家族の方の要望に合わせて入院して頂くものです。
医療相談承ります。お気軽にご相談ください。
専任の医療相談員(MSW)がご相談に応じます。
国や地方自治体が行っている公的援助の中には、パーキンソン病の患者さまが利用できるものがあります。
患者さまやご家族の身体的・経済的負担が軽くなるよう、公的援助を上手に利用しましょう。
主なものに、特定疾患の認定による援助、介護保険制度に基づく援助、
身体障害者福祉法に基づく援助などがあります。
パーキンソン病かな?と思ったらまずは外来にご相談ください。
パーキンソン病患者さまをリハビリ経験のある療法士が、
患者さま個人個人の問題点に合わせて生活の質向上を目的にリハビリテーションを実施しています。
当院の送迎でお越し頂き、個別訓練や集団訓練、自主訓練などを行って頂きます。
> げんきの会についてはこちらからご覧ください。
基本的動作(立つ・歩く等)が行しにくい、困難となった方などに短期間に集中してリハビリを実施して頂くものです。その他にも下記の目的をもち、生活の質を改善するために短期リハビリを実施される方もいらっしゃいます。
LSVT (Lee Silvermann Voice Treatment) は米国のRamig 氏らが考案した発声発語明瞭度改善目的の訓練法です。LSVTLOUD®は米国でエピデンスレベルが臨床研究で最高の“レベル1”と認められた手法です。
LSVTLOUD®の基本概念を受け継ぎパーキンソン病患者の運動療法としてLSVTBIG®が開発されました。この訓練を実施できる療法士はLSVT社主催の研修を受け認定される必要があり、わが国では全国でLSVTBIG®ともに認定療法士は約100名程度です。
期待されている効果
在宅生活の維持が困難となった方へのリハビリテーションも実施しています。リハビリテーションではパーキンソン病患者さま特有の症状に注意しながら機能維持・向上に努めています。また、身体機能面だけでなく各患者さまに合わせ作業活動(編み物等)を通じて精神面の賦活をおこなっています。
病院全体として理学療法士・作業療法士だけに留まらず看護部・薬剤部・栄養科等と連携を図りながら包括的にリハビリテーションを実施しています。
その他の活動として、パーキンソン病友の会より依頼を受け、年数回福岡市内にて運動指導等を実施しています。
福西会南病院まで、お気軽にご相談ください。